いろいろ雑記

思いついたことを適当に書きなぐる感じ

ネタバレ有】ドラクエ11日記 そのいち あの子のこと

発売日に3DS版を購入し、そこからのんびりプレイしています。
今回のドラクエは語りたいことが多すぎる!
ということで、要所要所で書き溜めていた事をまとめます。
ちなみに、これを書いてる11/15現在、まだ全クリはしておりません(笑)

まずは、大樹が落ちてからあのことが決定的になった時に綴った思い編です。

 

 

今回のドラクエは楽しすぎる。9月の段階でまだまだクリアが見えないのですが、今日、今日、今日、私はクリアなんかしたくないという境地にたどり着きました。
なんとなく聞いてはいたんですよ。赤いあの子との離別について。
今回本当に楽しみにしていたので、ネタバレを踏まないように極力検索を避けて、どんなに萌えても自分の中でかみしめるだけにしてがんばったんですよ。
それでもちょっと耳に入ったわけです。あの子が死ぬって。

でも、信じてなかったんです。信じたくなかった。
それがあんな形で…

それまでの話からしますね。
今回のドラクエはとてもストーリー要素が強くて、ちょっとFFっぽいななんて思ったりもしてました。
もちろん主人公はしゃべらないけれど、ストーリーの動きとかムービーの多さとか、仲間が個性的だったりとか。
それはそれで良いものだなーと思って楽しんでました。
とにかく仲間が良い人ばかりだし、仲間との合流が早かったのでみんなで旅をする時間も長くて。
今回の主人公はなかなかに過酷な人生を歩んでいるし、他人からの誤解も受けていてつらいことがいっぱい。
素敵な養祖父と養母、仲の良い幼馴染(なんで生まれた日が一緒になってるのかわかんないけど、拾われた日にエマが生まれたのかな???)。
本人が拾われ子と知らなかったであろう事から、村の人たちは知っていて全員が見守っていたってことだよね。あの狭い村で隠すことは無理でしょうに。
そんな素敵な村にホメロスが向かった時の不安。
走って村に帰った時の絶望。あの時カミュがいてくれてよかった。
今思えば、カミュって「優しい他人」をほとんど知らないはずなんですよね。バイキングたちは機嫌が良ければ気のいい奴らだったような気がするんですけれど(というか虐待バイキングっていうイメージはあのドラクエ11のバイキングたち自身からは全く感じないのはなんでだろう)、それでも優しい他人に囲まれて村で生活みたいなことはしたことないはずで。
そんなカミュだけれど心根が優しいし、あの時はカミュがいてくれて救われました。
そして悪魔の子と罵られながら旅をするわけですが、ベロニカ・セーニャ・シルビア・ロウ・マルティナ、みんな主人公を大好きだしすごく心のいい子たちなのでやたらと話しかけちゃうんですよね。そしてその言葉に励まされてがんばってこれた。
3DS版でもしゃべってる相手の顔が見れたらいいのに。セリフだけでもどんな顔しているのかわかるけどさ。

だから、大樹が落ちて一人ぼっちだったときどれだけつらかったか。
切ない現状を知らされて、海の民に守られて脱出して、それでも仲間がいれば辛くても乗り越えられるのに、あの時間は本当に心が折れた。
グレイグはさ、勿論仲間になってくれたけれど、最初はやっぱり贖罪からのスタートなわけで。敵の幹部が幼馴染っていう凄くつらいところからスタートなわけで。
っていうかなんでグレイグはホメロスの事シカトしたんや?
ホメロスの理由はちょっと「え?」って感じだけれど、その隙をウルノーガに突かれて増幅されたんだろうに。

話がそれた。
一人ぼっちで辛くて、走り回って仲間を探しましたよ。
気弱なカミュが戻ってきたときはすべてを忘れて萌えたものです(笑)
そしてセーニャとの再会。
ラムダの里に帰った時に、なんかものすごく嫌な気持ちになったんですよね。
静寂の森でベロニカを見たとき、私は朝の通勤電車の中だったんですが(基本的に移動中しかプレイしてないので、いつでも電車の中なんですけれど)、瞬間3DSを閉じました。
これは続けてはいけない!って思って。

あんな、知らなかった過去のお別れの瞬間をすべて見せられるなんて・・・
思い出しても泣けてくるし、正直あのムービーは2度と見たくない。

それでもね、信じてたんですよ。まだ可能性あるって。
ラムダの夜のイベントをするまでは。

セーニャがベロニカの技を継承した時点でその希望も潰えたんですけれどね。
あの瞬間あきらめました。
髪の毛が空を舞うところで「ここでベロニカ復活!」って心で唱えてたんだけれど。

あの事件があってから私はすっかりやる気を失い、本編は一切進めず、セーブもせず(中断セーブのみ活用)、ただクエストとレベル上げのみをする日々です。
なぜかレベルアップ要員をギガンテスにして、奴を倒しまくってます。
セーニャが二人分のスキルポイントを得ているのも、そのたびにあの子の事を思い出してつらいです。
彼女に罪はないけれど、セーニャの解放されたスキルパネルには一切振ってません。たてごとと槍とステッキのみ。装備も両手杖は絶対に装備させないし、その状態なのでスタメンでもありません。

正直、あの子のいない世界なんて滅んでいいです。
あの子の犠牲の上に成り立つ、そんな世界の平和なんていらない。

実はあの子が復活するんだろうなというのは何となく知っています。
あの子がイオグランデを習得してレベル99になってる画像を見ちゃったことがあるので。
でも、死んだものが復活しても、私が一度あの子を失ったという事実は消えないんだ。
知ってしまったものは知らなかったところには戻れないんですよ。
どんな戻ってきかたをするのかわからないけれど、今までと同じ気持ちであの子の事を想うことはもうできないんです。

堀井さんがどんな形であの子を私のところに戻してくれるのか、それは知りたいし正直期待したいとも思ってるんですけれど・・・
でも、あの子を失った痛みを思うと、なんかもう許せそうにないのが今の心境です。